公開 2018年05月07日(月) 21:30 本日5/7(月)発売の「ダ・ヴィンチ6月号」に福山潤さん、宮野真守さん、杉田智和さんの撮り下ろし&インタビューが掲載されました。特集記事は8Pで、それぞれまる1ページのインタビューに、担当するキャラクターへの思いやゲームとアニメの時の収録録の違いなどの話が記事なっています。杉田さんの祐介を演じるにあたっての話は、あまり聞く機会がなかったので、一部ご紹介します。 ダ・ヴィンチ6月号 最初に祐介を見た時に、寂しい目をした男だなと感じたんです。どこか影を感じるなって。彼のことをどうやったらもっとわかるだろうか。どうやったら向かい合えるだろうかと。(原作ゲームの)台本をいただいたときも、すぐには読まず。祐介のイラストを前にして、何となく語り掛けてみたりもしました。おそらく祐介は暗い人でもないし、ただのコンプレックスを抱いているだけでもない。彼の感性はすごく繊細にできていて、触り方をちょっと間違えると弾け飛んでしまいそうになる。演じる側としてもそこは気を遣う部分だと思ったんですが、考えていくうちに気を遣うのも悪いんだろうなと。彼はきっと『かわいそう』とか『変な人だね』と言われたとしても、言葉を返さないだろうから。自分が祐介の前にいてもダメ、後ろにいてもダメ。彼の人生に強い共感を抱くわけでもなく、ただ熱くなって自分の芝居だけを貫くのでもなく、言われるままに流れ作業のように機械みたいに演じるわけでもなく。ただ自然と湧き出たものをやろうと思っていました。
祐介の“ペルソナ”として屈強でゴツイ奴が出てきたことで、ちょっと安心したんですよね。おそらく彼の内に秘めている熱さや義理堅い部分が“ペルソナ”として表れているんだろうなと。こういう“ペルソナ”が祐介から湧き出てきたということは、彼の中にこういう要素があるんだろうなとわかったんです。キャラクターと“ペルソナ”を同じ声優が担当するということには意味があるなと感じました。
怪盗団のキャストはそれぞれの持ち味を出すことで、コンプレックスを持つキャラクターたちを良いバランスで見せている。『イイ奴なんだろうな』と感じられるようになっている。みなさんとのやり取りを受けて、祐介が自然とできていった感覚があります。
ダ・ヴィンチ 2018年6月号 ATLUS作品の好きな杉田さんのインタビューは、自分が真・女神転生シリーズから受けた影響や、今度は自分と同じようにP5から何かを感じる人達についてなど、幅広く語っていました。福山さんのインタビューは今までのインタビューと内容が被る部分が多かったですが、宮野さんのインタビューは初出しの話もあったので、機会があればご紹介したいと思います。