公開 2017年08月29日(火) 22:00 前回の続きとなる内容ですので、前回を読んでいない方や忘れてしまった方は、先に「その4。」をどうぞ。
連載その4。実在の場所だから描けたこととは?
http://rpg.jp/newslog/2471/一部をご紹介 橋野桂 連載その5。
http://rpg.jp/newslog/2601/
続・実在の場所だから描けたこととは?構想段階では「架空の地方都市」を舞台にするしかないと決めつけて考えていました。前作の山間部の田舎と差別化するために、海の見える沿岸部の街、函館や長崎のような街並みや、首都圏に近い横浜のような街をモチーフにすることを検討しました。実際、江ノ電が走る風景イメージをテストで作ってみたくらいです。しかし、どうにも「しっくり来ない」。その解決策がなかなか分からず、当時は相当悩んでしまいました。もちろん「架空の大都市」を舞台にしても、似たような話は描けるかも知れません。しかし、ここで求められる大都市とは「プレイヤーの誰もが知っている大都市」です。「作中では有名ということになっている架空の大都市」では、どうしても「そんな大都市は本当は無い」というギャップを自力で納得できるユーザーしか楽しめなくなってしまいます。これでは「あるのかもしれない」というペルソナシリーズならではの共感や錯覚が喚起されず、臨場感が期待できません。これをクリアするには、実名を使用するしかなく、だったら、日本で最も人口過密で、アウトローが戦うべき社会統制システムの中心を担っている「実名の首都」を舞台にすべきだ、と考えることにしたのです。
真・女神転生と同じ「実在の東京」を使うとしても、このアプローチは、ペルソナ独自の、いかにもペルソナ的なものであり、女神転生が実在の東京を使っている経緯とは決定的に違うと言えます。そう思い込むことにして(笑)、実在の東京を舞台にするという結論にやっと至ったのです。そして同時に「東京」という名前だけでなく、渋谷も渋谷、新宿も新宿、として描こうと決めました。そして、主人公自身のプライベートエリアである居候先や学校だけ、広い東京の中の「あるかもしれない」場所として「四軒茶屋」「蒼山一丁目」として架空の名前で置くことにしました。全文はこちら
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— アトラス公式アカウント (@Atlus_jp) 2017年8月29日
8月31日(木)「スタジオ・ゼロ」ゴールデン採用特番の配信が決定しました
橋野 桂
(アトラス スタジオ・ゼロ/プロデューサー&ディレクター)
副島成記
(アトラス アートワークチーム/デザイナー)
目黒将司
(アトラス サウンドチーム/コンポーザー)本番組は8月31日(木)20:00から20:30まで、下記にて配信いたします。スタジオ・ゼロにご興味をお持ちの方は、ぜひご覧ください。FRESH! アトラス公式チャンネル
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