スタジオ・ゼロの開発ブログが更新され、ペルソナ5では『なぜ田舎から都会へ?』『実在の街へ?』というテーマで書いていましたので一部抜粋してご紹介します。
スタジオ・ゼロ 開発ブログ 連載その4
http://rpg.jp/newslog/2471/
『ペルソナ4』で田舎町を舞台にした理由は3つあります。1つめはノスタルジーを表現するため。2つめは「均質化が起きて多様性を失っている郊外のコミュニティ」を舞台にしたいと思ったから。牧歌的なイメージで見られがちだが実態はそうではない田舎のリアルな一例として、田舎のシャッター商店街を選びました。そして3つめは、シナリオで描きたかった推理小説風のサスペンスと上手くマッチさせるためで、これらの設定は割とスムーズに決まっていきました。
続くペルソナ5では、怪盗活劇の舞台として都会は相性が良かったので、そこまではスムーズに決めることが出来たのですが、実在の地名、特に「東京」という名前は、ペルソナシリーズの前身である『真・女神転生』の世界観設定における不可欠のキーワードであり、重複を避けるべきだという先入観があったのです。
「実在の東京」という記号は「本当に起こるかもしれない。知らないだけで水面下では進行しているのかもしれない」という、現実世界の二面性や臨場感を作品に与えるための非常に重要な要素だと考えており、そこから派生したペルソナシリーズは、それとは異なるアプローチとして、常に架空の街を選んできたはずだ、という強い認識がありました。しかし、現代日本で怪盗が世間を騒がせる「架空都市」のイメージが、どうにもうまく作れませんでした。
決めるに至るまでの紆余曲折、このあたりの話は長くなりそうなので、次回、お話しますね。ただ、このことがあったおかげで、実はこれから挑む「最新作」での物語舞台を、現実ですらない「幻想世界」に置き換えることに躊躇せずに済んだ…とも思っています。


『ペルソナ4』の開発初期のものです。細かい設定すらない頃のもので、『ペルソナ3』の寮の目の前を田舎化して歩いてみたりしました。
全文はこちら
http://rpg.jp/newslog/2471/
明後日7/25(火)のセガ生には橋野桂がゲスト出演し、名越さんとのペシャル対談を行うようです
今月のセガなまでは『ペルソナ』シリーズなど数々の話題作を手掛ける橋野桂さんと、『龍が如く』シリーズ総合監督・名越稔洋、日本を代表するゲームクリエイターのお二人によるクリエイタースペシャル対談を実施!今月のセガなまを是非お見逃し無く!#セガなま #龍が如く #橋野桂 pic.twitter.com/3pqzqOkDsS
— セガなま公式アカウント (@seganama) 2017年7月20日
これは楽しみ!
配信リンクができたらまたお知らせします


ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス Side:P4(4)<完> (シリウスKC)
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