CG WORLD.JP
前編
https://cgworld.jp/feature/201902-cgw247-ps35d-01.html
後編
https://cgworld.jp/feature/201902-cgw247-ps35d-02.html
CGとデジタル作画で描き出すOPムービー『ペルソナ3 ダンシング・ムーンナイト』&『ペルソナ5 ダンシング・スターナイト』
制作を担当したのは、新鋭のアニメスタジオドメリカ。少数精鋭の体制で、企画から制作まで行う、力のあるスタジオだ。以前からアトラス作品のゲーム内ムービーの制作に携わってきたキャリアの中で、デジタルツールによる制作ならではの修正力・対応力と、スタジオ内で作品をつくりきることのできる高い技術力を買われ、本OPムービーの制作を任されることになったという。本作でも、CG制作のみならず、演出から作画、撮影まで工程のほぼ全てを手がけている。そこで今回は、普段のCG中心のメイキングから少し趣向を変えて、デジタル作画や撮影、演出をメインに『P3D』&『P5D』の制作の舞台裏をお届けする。

本作の企画がドメリカに持ち込まれたのは2017年の初頭。企画書の作成からスタートし、5月には絵コンテ作業に入り、途中先行PV用カットの納品をはさみつつ、11月には完全納品というスケジュールとなった。本作のスタッフは全体で15名ほど。CGが約4名、作画が7名、撮影・背景美術が各1名、ほかスタッフが数名という布陣だ。しかしドメリカにおいて、この内訳はあまり意味をもたない。「ドメリカでは、役職はあるようでありません」と代表の市川量也氏。

『P3D』、『P5D』の最大の魅力は、普段踊らないようなキャラクターがダンスをするというギャップだ。絵コンテでは、そこをいかに魅力的に魅せるかに注力したという。演出を担当した松浦有紗氏は「真面目なキャラクターがダンスを踊ってはしゃぐという新しい一面を見られることは、ファンの方にとって嬉しいんじゃないかなと思い、楽しそうな表情や仕草、不意のギャップを意識してキャラクターの魅力を引き出せるように絵コンテを捻出しました」と語る。


『P3D』と『P5D』の企画書。ドメリカからアトラスへ提案した最初の企画書だ。これを基にやり取りを重ね、それぞれのコンセプトが固められていく。そのため、最終的に採用されたテーマとは異なる点もいくつか見られるが、その変遷も面白い。『P3D』の要素が『P5D』へ移っていたり、新しい要素が加わっていたりと、興味深い内容だ。CG制作だけを行うのではなく、始まりから終わりまでの全ての工程を担当しているスタジオだからできる提案である。


絵コンテ。映像の設計図となる。ここでは細かい振り付け等は考慮せず、全体のながれが重視された。『P3D』のイメージカラーは原作ゲームと同じく「青」。コンセプトは「ライングラフィック」、「テクノ」、「鏡」、「水中」だ。本作では、他の作品に比べて比較的自由につくることができたという

『P3D』とは打って変わって、『P5D』のOPムービーからは力強い印象を受ける。BL影を用いてはっきりとしたコントラストにしていることも、ひと役買っている様子だ。そして、全体を通してアウトローなイメージを抱かせるつくりは、ピカレスク・ロマンをテーマとする原作ゲームとのつながりも意識させる。「OP序盤の奥村 春と佐倉双葉が一緒に踊るシーンで、春のおしりがぶつかって驚く動作があるんですが、ここはアトラスさんでも好評でした!」と松浦氏。

制作陣が口を揃えて「見せ場」だと話すダンスシーン。主人公が踊りながらひたすら左へ歩いていく10秒ほどのカットだが、その裏には大変な苦労があったという。ダンスのモーションキャプチャはあくまで本編のために収録されているため、当然横に歩き続けるような動きのモーションはなかった。そこで、ありとあらゆるダンスの動きから歩くモーションを切り取り、繋ぎ合わせることで、この一連の動きを作成している。


全文はこちら
前編
https://cgworld.jp/feature/201902-cgw247-ps35d-01.html
後編
https://cgworld.jp/feature/201902-cgw247-ps35d-02.html
前編
https://cgworld.jp/feature/201902-cgw247-ps35d-01.html
後編
https://cgworld.jp/feature/201902-cgw247-ps35d-02.html
CGとデジタル作画で描き出すOPムービー『ペルソナ3 ダンシング・ムーンナイト』&『ペルソナ5 ダンシング・スターナイト』
制作を担当したのは、新鋭のアニメスタジオドメリカ。少数精鋭の体制で、企画から制作まで行う、力のあるスタジオだ。以前からアトラス作品のゲーム内ムービーの制作に携わってきたキャリアの中で、デジタルツールによる制作ならではの修正力・対応力と、スタジオ内で作品をつくりきることのできる高い技術力を買われ、本OPムービーの制作を任されることになったという。本作でも、CG制作のみならず、演出から作画、撮影まで工程のほぼ全てを手がけている。そこで今回は、普段のCG中心のメイキングから少し趣向を変えて、デジタル作画や撮影、演出をメインに『P3D』&『P5D』の制作の舞台裏をお届けする。

本作の企画がドメリカに持ち込まれたのは2017年の初頭。企画書の作成からスタートし、5月には絵コンテ作業に入り、途中先行PV用カットの納品をはさみつつ、11月には完全納品というスケジュールとなった。本作のスタッフは全体で15名ほど。CGが約4名、作画が7名、撮影・背景美術が各1名、ほかスタッフが数名という布陣だ。しかしドメリカにおいて、この内訳はあまり意味をもたない。「ドメリカでは、役職はあるようでありません」と代表の市川量也氏。

『P3D』、『P5D』の最大の魅力は、普段踊らないようなキャラクターがダンスをするというギャップだ。絵コンテでは、そこをいかに魅力的に魅せるかに注力したという。演出を担当した松浦有紗氏は「真面目なキャラクターがダンスを踊ってはしゃぐという新しい一面を見られることは、ファンの方にとって嬉しいんじゃないかなと思い、楽しそうな表情や仕草、不意のギャップを意識してキャラクターの魅力を引き出せるように絵コンテを捻出しました」と語る。


『P3D』と『P5D』の企画書。ドメリカからアトラスへ提案した最初の企画書だ。これを基にやり取りを重ね、それぞれのコンセプトが固められていく。そのため、最終的に採用されたテーマとは異なる点もいくつか見られるが、その変遷も面白い。『P3D』の要素が『P5D』へ移っていたり、新しい要素が加わっていたりと、興味深い内容だ。CG制作だけを行うのではなく、始まりから終わりまでの全ての工程を担当しているスタジオだからできる提案である。


絵コンテ。映像の設計図となる。ここでは細かい振り付け等は考慮せず、全体のながれが重視された。『P3D』のイメージカラーは原作ゲームと同じく「青」。コンセプトは「ライングラフィック」、「テクノ」、「鏡」、「水中」だ。本作では、他の作品に比べて比較的自由につくることができたという

『P3D』とは打って変わって、『P5D』のOPムービーからは力強い印象を受ける。BL影を用いてはっきりとしたコントラストにしていることも、ひと役買っている様子だ。そして、全体を通してアウトローなイメージを抱かせるつくりは、ピカレスク・ロマンをテーマとする原作ゲームとのつながりも意識させる。「OP序盤の奥村 春と佐倉双葉が一緒に踊るシーンで、春のおしりがぶつかって驚く動作があるんですが、ここはアトラスさんでも好評でした!」と松浦氏。

制作陣が口を揃えて「見せ場」だと話すダンスシーン。主人公が踊りながらひたすら左へ歩いていく10秒ほどのカットだが、その裏には大変な苦労があったという。ダンスのモーションキャプチャはあくまで本編のために収録されているため、当然横に歩き続けるような動きのモーションはなかった。そこで、ありとあらゆるダンスの動きから歩くモーションを切り取り、繋ぎ合わせることで、この一連の動きを作成している。


全文はこちら
前編
https://cgworld.jp/feature/201902-cgw247-ps35d-01.html
後編
https://cgworld.jp/feature/201902-cgw247-ps35d-02.html
全文は紹介した3~4倍の画像や記事量で、使用した機材の紹介やテクニックの説明などもあるので、興味がある方はチェックしてみください。


ペルソナ5(アニメ) 秀尽学園高校 ドライパーカー/WHITE-M
もう全国の本屋さんで販売されてるところもあるようなので、竜司が祝砲をブチかますぜ~~!!🎉『ペルソナ5 メメントスミッション』第1巻2/25発売です。
— 斉藤ロクロ/P5MM①2/25発売 (@s_696) 2019年2月23日
試し読み≫https://t.co/iFyZYKO313
紙書籍特典≫https://t.co/OELTBoQiYp #P5MementosMission pic.twitter.com/Vgepsl8BOw
- 関連記事
-
- POA P5A第9巻発売記念の壁紙配信・その他
- Anime Japan 2019 キャサリンFBグッズ販売やジョーカーのナイフ&仮面作成企画など
- P3D・P5D こだわりのOPムービー作成の裏側を公開【CG WORLD.JP】
- キャサリンFB 公式ビジュアル&シナリオコレクション発売決定
- P5A ラジオ『カイトーク』第17回公開(新島冴:甲斐田裕子・明智吾郎:保志総一朗)&DJCD発売日決定・猫の日