公開 2019年05月10日(金) 22:30 昨日5/9に発売された週刊ファミ通にP5R開発陣のインタビューが掲載され初出しの情報もあったので抜粋してご紹介します 週刊ファミ通5月23日号
ペルソナチームのプロデューサー・和田和久氏、ディレクター・伊東大輝氏と、キャラクターデザイナー・副島成記氏にインタビュー
和田
“ロイヤル”という言葉は、企画の早い段階から出ていました。美学や気高さを感じさせる、堂々としたゴージャスなタイトルに仕上げたい、という意気込みの表れですね。
伊東
また、単純に新しいキャラクターや要素を足しているだけではありません。よりテンポよく遊んでいただけるよう、たとえば経験値を稼ぎやすくするための機能を入れるなど、ゲームのバランスが崩れない範囲で随所を最適化しています。
和田
じっくり遊べる要素もありつつ、プレイをアシストする仕組みも新たに入れていますので、やり込みたい人はたっぷりと、手早く進めたい人はサクッと楽しめると思いますよ。
—-プレイをアシストする仕組みとは、“みんなの声”のようなものでしょうか?
伊東
それとは別の、さらに踏み込んだ機能になります。新しく搭載する日常アシスト機能は、自分があまり高めていないパラメーターやコープを考慮し、それに応じた行き先を提案してくれるものです。完璧なプレイを目指すというよりは、効率よく、幅広く遊んでみたい方のために、日々の発見のお手伝いをする機能ですね。
—-3学期が追加されましたが、それと同等のボリュームを期待していいでしょうか。
和田
そこはもう、ガッツリと。
伊東
日常の自由行動やイベントもたっぷりお楽しみいただけますし、いわゆる非日常の部分についても、『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』のボリュームを体験した方にとっても期待以上の遊び甲斐を用意していますよ。
—-ダーツゲームの施設も追加されるのですよね。
伊東
『ペルソナ5』にもあったバッティングセンターと同様、本格派のミニゲームですので、ぜひ楽しんでほしいです。
—-芳澤かすみはどのような存在になるのでしょうか。
伊東
新しいキャラクターが登場することで、物語の見かたや味わいが増したり、おなじみのキャラクターをさらに深掘りすることにもつながります。どんな存在が加わればそれが実現するか、検討を重ねたうえで生まれたキャラクターですね。
—-物語の大筋にも影響するのでしょうか?
和田
そこはしっかり、『ペルソナ5』本来の物語を大切にしています。むしろ、かすみが加わるからといって物語に手を加えすぎてしまうと、本編自体が崩れて別の物語になってしまいかねません。そうならないように気を配りつつ、かすみが自然に物語の中へ溶け込めるように、丁寧に調整していきました。
—-かすみのデザインに関しては、どのようなコンセプトで描かれたのでしょうか。
副島
本作に限らないのですが、オリジナル版がある作品に新しい登場人物を加えるというのは、ある意味、キャラクターデザイナーとして心構えが必要になる部分があるんですよね。『P5R』に興味を持ってくださる方は、まずは『ペルソナ5』のファンでいてくださっていると思いますので、そこに“新顔”が加わるなら、おなじみの面々といっしょになったときに違和感が生じないよう、デザイン面でも気をつけたくなるんです。
かすみは物語に入ってくる存在ですから。彼女をデザインするにあたっては、『P5R』という作品のアイコンになるよう意識しつつ、主人公たちと並んでもおかしくないように描いています。主人公の対になるような立ち位置ではないのですが、『P5R』のアイコンとして描いていますので、怪盗姿のデザインは主人公のそれと対になるような雰囲気も狙っています。
皆さんが一般的にイメージするような怪盗のカッコよさみたいなものを意識した部分があります。女性の怪盗がいて、主人公とは違うスタンスで出てくるとしたら、どんなキャラクターなんだろう……といった期待もしていただけると、うれしいですね。
伊東
詳しいことはお話しできませんが、プレイを進めていくうちに、ティザーPVのセリフで受ける印象とは違う一面も見えてきますよ。かすみと育むコープもありますので、そのあたりは続報でぜひ。
—-新たなコープ相手として、“顧問官”の丸喜拓人も登場しますね。
伊東
彼はスクールカウンセラーですので、主人公が抱えている問題に耳を傾けてくれるコープ相手になります。学園の関係者なので、当然ながら竜司や杏にも関わりますし、そのやり取りを通じて、仲間がどんな思いを抱いているか、という部分も見えてきます。
—-かすみと丸喜のコープが追加されるということは、バトルに活かせる新要素も?
伊東
はい、あります。コープを進めると、それぞれにふさわしい何かしらの新たな恩恵が得られるようになります。
—-このふたりのほかにも、新たに登場するコープ相手はいるのでしょうか?
伊東
YESかNOかで言えば、YESです(笑)。
—-バストアップのイラストは、このふたり以外の面々も新たに描き下ろされていますね?
副島
そうなんです。かなりの部分を新たに描き起こしています。会話中のイラストが変わるだけでも、画面が新鮮に感じられるんですよね。3学期などで服装が変わることもあります。正直、かなりたいへんな作業量なのですが(笑)、アートチームのみんなでがんばっていますので、ぜひ注目してください。
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週刊ファミ通 2019年5月23日号
志帆コープ来るか!?