公開 2018年07月08日(日) 20:00 エンターテインメント情報サイト”ナタリー”にて、1クール目の放送が終わったタイミングでインタビューが実施が実施されました。これまでの振り返りや今後の見どころだけにとどまらず、アフレコ現場の様子や福山さんに「パレス」あったら・・・といった話など、バラエティーとんだ内容なので、一部ご紹介します。 コミックナタリー
https://natalie.mu/comic/pp/p5a
福山潤インタビュー
アフレコ現場では“いけない遊び”をしてる
──アニメですと、収録も共演者の皆さんとの掛け合いで進んでいるかと思います。収録現場の雰囲気はいかがでしょう?
いたって良好で、大変楽しいですね。皆さん、それぞれのキャラクターに思い入れがあるのが伝わってきますし、パレスをクリアして仲間になっていく過程とか、つらいことを乗り越えた後のホッとできる瞬間とか、そういった少年少女ならではのやり取りが、お芝居の中の流れで大変気持ちよく進んでいくんです。例えば、これはちょっと先の展開になりますけど、真が怖がって蓮にしがみつくシーンを収録したときに、男連中で「これはヒロインポジションが変わったぞ」という話になりまして。そこに杏役の水樹(奈々)さんが「ねえ、聞こえてるんだけど!」と入ってきてくれて、「杏はなんか面白キャラになってきた」と冗談を飛ばしたり、そんなふうにそれぞれの変化も楽しめていますね。
──怪盗団さながらの仲間意識が育まれているわけですね。
明智役の保志(総一朗)さんも、ストーリーの中ではまだ明智はどういうポジションなのか、敵なのか味方なのかもわからない状態ですけど、現場に入ってくるとみんなの癒しなんです。「ぱっぴぃさん(保志の愛称)がいるだけで雰囲気がよくなる!」と(笑)。そういった、バランスのいいメンバーでやらせてもらっています。
──監督のインタビューなどで拝見したのですが、現場ではアドリブも結構あるとか?
そうですね、竜司とモルガナがわちゃわちゃやってるシーンとか、宮野(真守)が竜司っぽいことをアドリブで言って、それを大谷(育江)さんがモルガナっぽい言葉で受けて、掛け合いを成り立たせるなんて構図が結構ありますね。これが、ゲームの中にはないセリフなのに、いかにもありそうな会話なので、そこはもう大いに楽しませていただいています。僕のアドリブは“いけない遊び”なので、だいたい「本番ではやるな!」って言われちゃうんですが……。
──“いけない遊び”、気になります。
うーん、説明するのは難しいんですけど、「待てよ」とか普通のテンションで言えばいいところを、テストではちょっと大仰にやってみるとか。ほかには、竜司のコープのエピソードの中に、陸上部時代の友人との話があるんですが、過去のわだかまりを水に流すため、竜司が昔の友人に自分を殴らせる展開があって。それを見守っていた蓮が、尻もちをついている竜司に手を差し伸べるシーンで、テストでは「俺も1発いいか」って言ってみたり(笑)。面白くはなるんですけど、さすがに使えないっていう。でも、そういう遊びをやったりしていますね。
──(笑)。福山さんって、そういう面白いことをおっしゃるのがお好きなイメージがあるんですけど。
好きですね!(笑)
──蓮は、どちらかというとクールなセリフが多いじゃないですか。その部分の演じ分けというか、蓮というキャラクターのスイッチってどんなふうに入れていらっしゃるのかなと気になっていたんですが。
特に演技を変えるとかは考えてなくて、クールなキャラだからこそ、これを言ったら面白いなっていうことを考えていますね。原作ゲームでも、選択肢が3つあったら、そのうち1つはちょっとボケた内容だったりするじゃないですか。その3つ目の選択肢を、僕が作るイメージですね。これから登場する話ですが、舞台が暑い設定のところがありまして、怪盗団のメンバーが「あちいあちい!」とバタバタする場面があるんです。蓮も一緒にバタバタやっているんですけど、ポケットに手を突っ込んで、なんだか余裕ありげなんで、アチアチとは言えないなって。それで僕はずっと、「ホッ…ト、ホッ……ト!」って言っていたんです。
──“HOT”ということですね(笑)。蓮というキャラクターを意識しつつも、福山さんらしさみたいなものも入れている。
その場でOKが出たとはいえ、後でカットされている可能性はあるんですけど(笑)。ゲームのときはあくまでプレイヤーの分身だったので、フラットでなければいけなかったし、セリフも要所要所にしかなかったんですけど、アニメでは“雨宮蓮”というアイデンティティを持ったキャラクターとして存在しているので、そこのところでちょっとしたカラーを出したり、遊びが提示できたりしたらいいなっていう気持ちはありますね。もちろん、キャラクターのイメージを壊さない範囲で、ですが。全文はこちら
そんなに長くないインタビューなので、気になった方はチェックしてみてください。所々、笑っちゃう話もあって面白かったですよ^^