新規RPG ペルソナやメガテンと新規ファンタジーRPGとの共通点とは 【4gamerインタビュー】 | ペルソナ 情報局

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公開 2017年02月04日(土) 16:30

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WEBゲームメディア4gamerに橋野桂氏の新規のファンタジーRPGに関するロングインタビューが掲載されていましたので、今までのインタビューであまり触れられてない部分を一部抜粋してご紹介します全文をご覧になりたい方はコチラ

アトラスが「PROJECT Re FANTASY」で目指す“真なるファンタジーへの回帰”とは。プロデューサー 橋野 桂氏が新たなRPGへの挑戦について語る
 2016年12月に発表された「PROJECT Re FANTASY」は,ペルソナシリーズでおなじみのクリエイター陣が集結した,アトラスの新プロジェクトだ。テーマとなる“真なる幻想世界(ファンタジー)への回帰”と“新たな王道”に込められた思いを,「スタジオ・ゼロ」のプロデューサー&ディレクター橋野 桂氏に聞いた。

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アトラスが「PROJECT Re FANTASY」で目指す“真なるファンタジーへの回帰”とは。プロデューサー 橋野 桂氏が新たなRPGへの挑戦について語る

4Gamerこのプロジェクトは,ファンタジー作品を作るという前提があって立ち上がったものなんですか?いえ,まずは「新しいことを始めたいから,一緒にやってくれる人」と声を掛けたんですが,それで集まったメンバーと「じゃあなにに挑戦しようか」と話をしたら,「やっぱりファンタジーだね」となった,という順番ですね。もとより僕自身も,現代を舞台にした「女神転生」が好きで,そのテーマ性や物語にしびれてアトラスに入社した人間なんで,ファンタジーに特別深い造詣があったというわけではないんです。4Gamerスタジオ・ゼロのメンバーって,いま何人ぐらいなんですか?20人ほどですね。アトラスにはスタジオ・ゼロのほかに2つのプロダクションがあり,それぞれがシリーズタイトルを担当しています。それらのプロダクションが力を減らすことなく新しいプロジェクトを進められるようにと立ち上げた状態なので,まだ人数は少ないんです。コアとなるメンバーは揃ってはいるんですが,大規模なRPGを制作するとなると,この倍以上の人数は必要でしょうね。実際に作り始める前の段階のゲームで,このようにコンセプトを発表して人材を募集するというのは,異例だとは思います。4Gamer:ゲームの世界観やキャラクターといったものは?「こんなパーティがこんな場所を旅するだろうな」というような,おおよその世界観や主人公像みたいなイメージはありますけど,そこまで細かくはできていません。まずはファンタジーに正面から真摯に向き合い,一から「なんでファンタジーというジャンルが生まれたんだろう」と調べるところからですね。近代文学としてのファンタジーの成立過程を見直すと,産業革命や資本主義が進みだした18世紀以降,人がテクニカルなものに引っ張られがちな時代への“カウンター”として名作が生まれているんですね。この“時代へのカウンター”や,“人と人の相互不理解”といったテーマは,「真・女神転生」や「ペルソナ」シリーズでコンセプトにしてきたものでもあるんです。こうして,ファンタジーの理解が深まったとともに,先人達が作り上げてきたファンタジーの源流にあるものと,これまで僕達が取り組んできたものの共通点が見つかったんですね。幻想世界というのはただの現実逃避のための世界ではなく,現実世界とどう向き合うのか,どういう風に見方を変えて進めばいいかを俯瞰して見つめ直すことができる場所なんです。RPGで描かれている世界には,本来そういう要素があると思うんです。もちろん最終的にどんな形に着地するかは,まだまだ分からないです。気を付けないと,面白いものになると意気込んだはずが,実は巷に溢れるファンタジーと同じものだった――ということにもなりかねません。

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「昔はゲームを買っていたけど,最近のは面白くないよね」と言って,ゲームに触れなくなったという人が手を伸ばせるゲームを作りたい。その人達にとって,“立ち戻る場所”となるようなゲームを作りたいというのが,理想としてあります。もちろん,テレビゲームから離れている人達に向けた作品づくりをしようというわけではありません。日頃からプレイをしている人達にこそ,「やっぱりRPGって最高だ」「好きで良かった」と感じてもらえたら……という想いが第一にあります。でも,“たまたま今,ゲームへの興味を失っている”という人に知ってもらえなければ,新しい楽しみを増やすことにはならないとも思うんですよ。大人向けに提供するには,当時感じていたワクワクや自由な気分をリファインし,新しく動き出すきっかけとなる形に仕上げなければなりません。これは「ペルソナ5」で挑んだことでもありますが,ゲームをプレイしたあとに,何か心に残るものがある,自分の中で何かを変えてみようと思ってもらえる要素を入れなくてはと思います。このプロジェクトでは,共感よりも先にある“共鳴”という,感情が揺さぶられるような“何か”を届けたいというのがあるんです。そのために,現実とは違う世界で一見共感しづらいものだけど,描かれている物語は自分と無関係ではないとプレイヤーが感じられるものを,いかに作り上げられるか。それがプロジェクトの大きなカギだと考えています。これは僕自身の考え方ですけど,“正統を目指していたはずなんだけど,こだわるからこそ結果的に異端になる”。カッコよく見えないかもしれないですが,それがアトラスらしい“カッコつけ方”だと思います(笑)。いままでのシリーズタイトルの制作を止めてこのプロジェクトに取り掛かるわけではないので,「ほかのシリーズが終わってしまうのでは?」と不安に思う人がいらっしゃるとしたら,そんなことは全然ないので安心してください。いつまでお待たせするか分からないプロジェクトですが,作り方や考え方はこれまでどおりに,新しい切り口としてファンタジーに挑みますので,興味をもっていただけると嬉しいです。 他の開発者の皆さんも通った道だと思うのですが、「ファンタジーとは何か?」から始まり、多くの勉強をされてるみたいですね。アトラスが思い込めてこだわり抜いたファンタジーRPGとか期待しか無いですね!


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