公開 2017年09月15日(金) 21:00
8/26にゲームメディア4gamerに掲載された、対談の後編がアップされました。前回は、P5までの歩みが話題の中心でしたが、今回はP5の制作やRe FANTASYの話題が中心になります。前編の対談記事まだ読んでいない方はこちらからどうぞ。4gamer対談(前編)
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一部抜粋 4gamer
http://www.4gamer.net/games/367/G036702/20170831100/
1周年を迎えた「ペルソナ5」を振り返り,「PROJECT Re FANTASY」への取り組みや橋野氏の人物像について迫る
橋野氏:
「ペルソナ3」以降で,仕事への取り組み方に大きな変化はなかったと答えましたが,一つ大きく変わったことがありました。これまで以上に,制作チームのスタッフがプレイした感想を重要視するようになったんです。これは「シナリオの課題リスト」といって,全体的なシナリオが仕上がって,ゲームとしても通してプレイできる段階で,制作チームのスタッフから集めた意見や指摘です。 物語の展開やキャラクターの振る舞いなどで,疑問に思った点や矛盾を感じた点を,自由に書き込んでもらったものなんですが,これを見て問題があれば修正していくんです。スタッフが各々自由に書き込めるシステムがあるんです。自分の意見を届けようと積極的に書いてくれた人や,仕事として何か出さなきゃと頭をひねって考えてくれた人など,いろんな意見があってなかなか面白いですよ。
梶田氏:
いきなり“モルガナの設定への懸念:もっとも大きいのが(「ペルソナ4」の)クマとの類似点”なんてものが目に入ってきたんですけど……これ,俺なんかが触れていいものなんですか? “少しでも好色っぽい部分が出るとクマとかぶる”……なるほど,たしかに(笑)。こうやってあがってきた意見って,全部チェックして修正していったんですか?この作業って,かなりキツくないですか? 問題点を指摘する方,それを受け止めて対処する方,どちらで考えてもストレスフルじゃないかと思うんですけど。
橋野氏:
基本的には全て目を通しています。「あまりにも個人的過ぎる視点だな」と感じたものはさすがに対応しませんけど,「これはプレイヤーも気にするんじゃないか。違和感を覚えるんじゃないか」というところが少しでもあれば,なにが問題でそうなるのかをしっかり考えて修正していきましたね。スケジュールにはいつも苦労しますね。
橋野氏:
「P4」のときよりも,複雑で大変なものにはなっていました。 「P4」のシナリオも,ミステリーとしてどんでん返しを用意しましたが,それに比べても「P5」の展開は全体的にトリッキーだったので。最初につないだものが,破たんの連続で。「これだと矛盾している,これだと次の展開につながらない」と,苦悩しながら何度もやり直しました。 「おかしいところは全部つなぎ直した」と思ってテストプレイをお願いしたら,重大な見落としを指摘されるなんてこともあって,かなり大変でしたね。
橋野氏:
これは,“主人公にとって群衆はこんな風にしか見えていない”という体で,街にいる人達や群衆をグレーで一色にしたらどうなるかという実験です。色味的に地味になってしまったので,採用はしなかったのですが。
橋野氏:
これは主人公の住まいをどうするかをいろいろ試したもので,主人公が女検事のマンションの一室に住んでいるという設定です。
梶田氏:
あれ,この女検事って……。
橋野氏:
はい,テストでは既存のゲームタイトルのモデルを使っていることもあるんですが,ここでは女検事役をキャサリンに演じてもらいました(笑)。
4Gamer:
それでは続いて橋野さんにメッセージをお願いしたいのですが,やはり今後について何かあると嬉しいですね。
橋野氏:
まずですね,スタジオ・ゼロは決してファンタジー作品を作るためだけに集まったわけじゃなくて,現在ファンタジー以外にも動いているタイトルがあります。詳しいことはまだ明かせませんが,「えっ,それもあるの!?」というのも準備していて,そっちの方が先に皆さんにお見せできるかなと思います。 もちろん,「PROJECT Re FANTASY」の今後の情報にも,ぜひご期待をいただきたいと思いますので,どうかよろしくお願いします!全文はこちら
全文は、この10倍くらいの量がありますので、お時間があるときに是非。Re FANTASYや橋野氏の感性や人間性に関する話題などもあり大変面白い対談になっています。
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